春が来た!やっと畑の季節

先週から気温が急上昇。水曜日は夏かと思うほどの陽気となり、アヌシーの湖畔は真夏のサントロぺを思わせるほどの活気と水着であふれかえった。

私はというとアヌシーにて朝は税金の申告と午後は日仏交流イベントの一環で行われた書道体験教室の先生として子供たちに書道を教授した。この体験教室はプレイベントで、その週の土曜日には本イベントのほうで半日書道の布教に精を出した。

天気予報では冬の終わりを告げるかのごとく晴れと最高気温20度以上の予報が出ており、私は再び畑を耕し、作物を植えることにした。その時点で金曜日は雨の予報だったのだが、さすがにこの気温だと霜も降りないだろう。

木曜日の朝、My耕運機を駆り出して土を反す。ついでに畑を少し拡大して種をまく。昼食を済ませた後、アヌシーに行き鶏の襲撃に対抗するための防護柵の材料をホームセンターで調達してから夕方から予定されていた書道体験大人の部に行きその日は終了。翌金曜日は予報通りの雨。たまには天気予報も当たるもんだ。

しかし・・寒い。普通の雨とは何かが違うと感じつつ外を眺めていると雨の落ち方が重たい感じになってきた・・
そして、ついに正体を現した・・・雪!

5月19日、雪が降った。

しかもだんだんと地面が覆われていく。
結果数十分後にはあたり一面が真っ白になるほどに雪が積もった・・・畑ェ・・・

モーモーたちも困惑

春の到来を知るバロメーターになる牛たちが外に出ていたので油断しきっていた。

しかし幸い雪はその日だけで、翌日には天気と気温も回復し、何事もなかったかのように春が再開された。

日曜日。まぶしい太陽と刺すような日光の下、私は柵の設置を開始した。
まずは柵を固定するために杭を打つ。既製品の杭は値段が張ったので(1本3ユーロ)代わりにちょうどいい太さの角材を購入し、半分に切り先をとがらせて代用(15ユーロで12本作製)。柵はやはり地元のホームセンターで買うより安い・・・20mで20ユーロ!

この柵設置の最大の難関は杭をハンマーを使わず、石だらけの地面に打ち込む方法だったのだが、持ち合わせのコンクリート用ドリルで地面に下穴をあけて石がないことを確認してから打ち込むことで難なく18本の杭を設置することができた。ハンマーの代用品はその辺に転がっていた大きめの石。
その杭に金網を這わせてU字の釘で固定するのだが、金槌でたたくたびにぐらぐら揺れる杭にくぎを打つ作業が結局一番の難関であった。

うーむ、杭が垂直ではないがしっかり固定されていて満足の出来。

この柵には二つ役割がある。一つは牛や鶏から作物を守るため。もう一つは蔓野菜を這わせるためである。

ついにこの時が来た・・・
室内で育てていた野菜を外に植える時がッ!!

出てこいッ!グリーンピース!さやえんどう!そして枝豆!

枝豆「ビロ~ン」

・・・。

グリーンピースとさやえんどうは蔓野菜だからいいのだが、枝豆はどうやら室内の日光不足のせいで細く長く育ってしまったようだ。
このようになってしまうと外での生存率は低いのだがまぁいいだろう。
これらの野菜を柵沿いに植え、木曜日に買ったトマトの苗を入口横に植える。

この他にピーマン、カボチャ、ズッキーニの種を植えたのだがはたして秋までに収穫することはできるのだろうか・・・

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