二月半ば。
通常であれば一年で最も雪の多い月で、そこへフランスのバカンスが重なり全国のスキー場は年で一番の賑わいを見せる。
しかしここ三年ほど状況が思わしくない。
特に今年は雪が不作で、三週間に一度降るか降らないか。
ゲレンデ上の雪の厚さも常に100cmを切っている状況。
祖父母が現役の時は毎年300cmの積雪があったらしいが・・・
最後に降った雪は標高1000mの場所では地面に吸収されきり、春を待つ寒さに縮こまった雑草が顔をのぞかせる。
気温は夜も氷点下にまで下がることが稀になり、日中の日差しは春だと錯覚させるような陽気である。
シーズンも後半に入っているのにまだ三回しか滑りに行っていない!
・・まぁ、腰のこともあり今年の私のスキーシーズンはすでに幕を閉じているが・・
しかしスキー抜きにしても、せっかく溶接までして作った雪上キックスクーターを試す機会が無くなってしまった!
さて、こうなれば雪のことは忘れてもうすぐ来るであろう春に期待することにする。
この気温だとそろそろ苗づくりを開始しても良さそうだ。
今年は去年よりも畑を拡大し、去年豊作だったえんどう豆、さやえんどうに加え、おつまみ用枝豆、納豆づくり用大豆(豆ばっかりやん!)
気温が低いせいか毎年失敗しているトマト、カボチャ。毎回ナメクジにやられる白菜、我が家の定番育てるのがとても簡単なズッキーニとジャガイモを育てる予定だ。
その他にはすでに室内で育てているイチゴを本格的に植えたいと思っている。
目標は自家栽培イチゴでショートケーキをつくること!
昨日咲いたイチゴの花
そして昨日から開始した主役中の主役!私の料理には欠かせない生姜!(ピシュコァッ!)
この前フェイスブックで見たのだが、室内で簡単に育てられるらしい。
方法は、生姜の根は横に広がるので深めのお盆のような鉢の中に生姜を入れ(Bioの生姜と言っていたが普通のでも大丈夫だろう・・大丈夫であってくれ!)表面を覆うように土を入れて20度以上の環境と土を常に湿らせておくこと。
きれいな花が咲くみたいなので非常に楽しみだ。
うちでは生姜はあればあるほど調子いいのは常識だ。
で、私が生姜大好きなのをフランス人に言うと皆そろって同じことを言う。
「ウララァ、あなたは精力に飢えているんだね」
なんでやねん、エロフランス人
そう、フランス人は一般的に生姜=精力剤のイメージがあるようで、そのおかげで私はよくエロ日本人のレッテルを張られる。
まぁ、否定はしないが・・・
しかし純粋に生姜は何に入れてもおいしいし何でもおいしくする力を持っている。
どこにでも売られている食材のわりにはあまり馴染みがないらしく、一般のフランス人は使い方がわからないようだ。
生姜入り料理をふるまうとたいていの人は驚くがそれと同時に大いに気に入ってくれる。
という話をしていると例に漏れず生姜料理が食べたくなってきたので、アルムおんぢに頼んで何かをつくってもらうとしよう。
生姜万歳!